側弯症とは?(成長期ではない)

前回に引き続き側弯症について。
様々な年代に起こります。
原因を知り、対策していくためには。

前回は成長期に起こる側彎症について
書いていきました。

成長期の側弯症について
気になる方は前回の内容を
ご覧ください。

今回は成長期ではない方について
書いていきます。

成長期に関しては、
日常生活においての座り方が重要と
前回書かせていただきました。

どの年代でも座り方は大事に
なってくるのですが、
今回特にお伝えしたいことは
歩き方についてです。

成長期を過ぎてから側弯症に
なっている方の多くは
歩き方が関係していると
私は考えています。

私たちは日頃何気なく
歩いています。

人間は歩く生き物なので、
歩けなくなってしまうと
多くの行動が制限されます。

そのため、歩くということは
とても重要になります。

そこでなぜ、今回側弯症に
歩き方が関係しているかという点です。

私たちは二本の足で歩いています。

これはどの人間も共通していることです。

3本足の人間は見たことがありません。

よってこの2本の足を
バランスよく使うことが
左右のバランスをとっていく上で
重要になってきます。

よく利き手ということは耳にするかと
思いますが、
足にもうまく使いやすい足と
使いにくい足があります。

手だと食事や字を書いたりなど
細かい作業が日常からあるので
わかりやすく左右差があると思います。

それに比べて足はそこまで
細かい動きが無いため、
気づきにくいことが多いです。

スポーツなどをしている方は
気づく方も多いです。

右には動きやすいけど
左には動きにくい
といったようなことです。

日常生活でどのような時に
わかりやすいかというと
1つは動き始めるときです。

何気なく立ち上がって
動き始めたりすると思うのですが、
その時にどちらの足から動くのかを
気にしてみてください。

もう1つは階段や段差を下るときです。
これもどちらの足から下っているのかを
気にしてみてください。

この2つの動きは
同じ足から動いている場合が多いです。

これらはあくまで日常生活の
1つを切り取った形ですが、
その他にも様々な動きがあると思います。

そしてこの動きの連動が
歩くということに繋がっていきます。

ここでお伝えしたいことは
毎回同じ足から動いていたり
片方の足にかける
体重が大きかったりすると
身体が傾くといったイメージは
つきますでしょうか?

成長期以後で
側弯症になっていく方の多くは
このような足の使い方に
差が出ている方が多いです。

人間の身体はよく使う側の足は
体重がかかるため、関節がしまっていきます。
一方、体重があまり乗せていない側の足は
関節がゆるくなりやすいです。

このような結果から
背骨の前に足や骨盤周りの
関節にズレが生じ
その影響によって
背骨が曲がってしまうと考えています。

あとは痛みを抱えていた方です。

特に腰痛や下半身の痛みです。

痛みがあると人間は無意識に
かばうということをします。

自分では気づかなくても
他人から見ると
身体が傾いていたり
足をひきずって歩いていたり
といったことがあげられます。

本人の中では
痛みがなくなったと思っていても
それは痛みがない楽な体勢を
とっているだけに過ぎないかも知れません。

こういったことがあるため、
痛みがあるときは早めの処置をすることを
私はおすすめします。

本当に痛みがなくなり治っていれば
良いと思うのですが、
中には背骨が曲がってしまう原因
になっていることもあります。

そこで成長期を過ぎて
側弯症になっている方は、
歩き方や痛みをかばって生活していた方
に多く見られます。

また、側弯症の程度は様々です。

そして矯正による効果も
個人差が大きく出ます。

痛みや症状であれば、
ある程度の予測が立てられますが
側弯症の場合は施術を
行ってみないとわからないことが
多々あります。

そのため、
患者さんがどこを目指すかにもよりますが、
いずれにしても期間や治療回数は
必要になってきます。

側弯症を改善したいと思っている方に
1つだけお伝え出来ることとしては、
早く施術・矯正を受けた方がいいと思います。

様子を見ていて改善するものではありません。

また、年齢を重ねるごとに
筋肉や関節がかたくなり
変化が出にくくなることも事実です。

ここ曳舟地域でも
数多くの整骨院や整体院があります。

院によって施術や治療計画に違いはありますが、
迷っているのであれば一度お問合せしてみることを
おすすめします。

しのづか整骨院でも、側弯症の患者さんの施術は
対応させていただいておりますので、
お悩みの方やご家族や友人に
側弯症で困っているという方が
いらっしゃいましたら
お気軽にご相談ください。

ここまで2回に渡って、
側弯症に関して書かせていただきました。

いろいろな考え方もあると思いますので、
よかったら参考にしてみてください。

ご覧いただきありがとうございました。

しのづか整骨院 篠塚大輝

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