側弯症とは?

気になる背骨のまがり
原因はどこにあるのか。

側弯症は成長期の学生や
成人した後の方など
幅広い年代で見られます。

人間は横から見た時には
頸椎は前弯
胸椎は後弯
腰椎は前弯

といった生理的な弯曲があります。

側弯症の場合は後ろから見た時に
何らかの原因によって
背骨が左右に曲がってしまうという
状態です。

背骨が曲がっているだけの方や
背中や腰に痛みを抱えている方
頭痛やめまいなど自律神経症状を訴えている方など。

患者さんの状態は様々です。

これまで様々な年代・症状の
側弯症の患者さんの
施術をさせていただきました。

そこで私のこれまでの経験から
側弯症の原因や改善策について
書いていきたいと思いますので
興味のある方は最後までご覧ください。

まず、様々な世代に見られると書きましたが
大きくわけて
成長期の側弯症なのか、
成長期を過ぎてからの側弯症なのか
という2パターンにわけて
書いていきたいと思います。

まず、成長期の側弯症についてです。

成長期は皆さんがご存じの通り
身長が伸びていく時期です。

だいたい人間は25歳くらいまでは
身長が伸びると言われています。

その中でも個人差はありますが
小学校から中学校にかけては
身長が大きく伸びる時期です。

そして成長期の側弯症というのも
この時期に多いです。

特に女の子に多く見られます。

女の子のほうが
身体の発達が早く成長期の
タイミングが早いことが
理由として考えられます。

現在、小学校では
学校の健康診断で
側弯症の検査をするようです。

学校での検査ですので、
レントゲンなどを取るわけではなく
お医者さんによる視診や触診が
メインになります。

そこで側弯症が疑われる場合に
医療機関への受診を勧められるそうです。

そして整形外科を受診し、
レントゲンの撮影を行います。

側弯症ではあるガイドラインがあり、
一定の角度を超えると
手術の適応になると言われることがあります。

現代は医学の進歩もあり
手術においてのリスクは
以前に比べて軽減はしていますが、
やはり怖いものです。

背骨を開いて中に
ボルトを入れたりしますからね。

手術跡が残る可能性もあります。

そのため、手術を避けたいと考えた方が
私のような整骨院にご来院いただいております。

一方、ある角度を超えていない方の場合、
コルセットの着用を勧められる
ことがあります。

このコルセットですが、
患者さんの身体に合わせて
作られるため
完全オーダーメイドです。

そのため、それなりの
費用がかかります。

これをお風呂の時以外
常につけておくように
という指導をされるようです。

胸のあたりから腰まで
しっかり覆われているため、
矯正としては良いのかも知れません。

しかし、運動をしている学生などは
なかなかその状態で行うことは
難しいと思います。

それに私個人的に思うこととして
成長期のため身体は変わっていきます。

成長期でなくても
人間の身体は日々変わっていきますが、
それをそういった矯正器具で
ずっと固定していて良いのでしょうか?

このように整形外科を受診された
患者さんからの声としては
異常なければ経過観察
異常あれば手術かコルセット

成長期の側弯症は
あまり症状が出ていない場合も多いです。

そこでなんとかならないかということで
当院にお問合せいただくことが多いです。

1つのパターンとして
学校の検査で医療機関の受診を勧められる

整形外科でレントゲン撮影

手術を勧められる
(コルセットの着用を勧められる)

といった方が多い印象です。

中には学校の検査とは関係なく
ご家族やご本人が気にして
お問合せいただくこともあります。

これから長年使っていく身体なので
慎重に検討した方が良いと思いますが、
出来る限り手術をしたり、
体内に金属を入れたりすることは
避けた方が良いと私は考えています。

そこで、側弯症になっていく
一番の原因についてです。

一番はやはり日常の生活習慣が
関わってきます。

その中でも特に重要なことは
座り方についてです。

以前に比べ
今の学生は座っている時間が
長くなっていると聞きます。

身体の状態を見て詳しく
お伝えはさせていただいていますが
1つお伝えしたいこととして
体育座りは
出来る限り避けるように
していただくと良いです。

背骨の構造上
体育座りの状態は
身体にとって悪影響です。

学校などですることはあるかもしれませんが、
ご自宅などではしないほうがいいです。

お尻の骨(尾骨)は
人間の身体の成長に
大きく影響していきます。

他の動物でいうところの
尻尾にあたりますね。

これを長時間、
床や地面につけていると
尾骨が曲がったりゆがんでしまいます。

私が過去に側弯症の施術をした方も
ご自宅で体育座りや膝を抱え込んで
座っている方が多かったです。

そのため、ご自宅での生活を
一度見直してみてください。

今回は成長期について書いていきました。

次回、成長期ではない側弯症について書いていきます。

よかったら今回の内容を
参考に治療や将来について考えてみてください。

ご覧いただきありがとうございました。

しのづか整骨院 篠塚大輝

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