呼吸の重要性

日頃当たり前にしていますが
呼吸が乱れることによっての
身体の影響とは?

前回の内容で
気圧差からくる
体調不良について
書かせていただきました。

そこで体調不良を引き起こす
一番の原因は呼吸の乱れと
私は考えています。

今回は呼吸が
身体のバランスを保つために
どのような影響を与えているのか
そして自分で行う
セルフケアについて
書いていきますので、
興味のある方は最後までご覧ください。

まず、人間の呼吸についてですが、
一日の生活の中で
どのくらい呼吸について
意識しているでしょうか。

24時間ある中で
呼吸を意識しているタイミングは
多い人でも
1時間もないと思います。

普通に朝起きて仕事して
帰宅して寝る
といった流れの中で
ゆっくり息を吐こうと
考えることはほぼないと思います。

ストレッチやヨガをするときに
意識をする程度だと思います。

よって人間の呼吸は
ほぼ無意識の中で行われている
ということです。

無意識で行われている
身体の調整は
自律神経によって
支配されているので広くいうと
自律神経のバランスを整える
といったことにも繋がってきます。

呼吸は
呼気(息を吐く)
吸気(息を吸う)

この2つが交互に繰り返されています。

そしてこの呼吸を
口呼吸するのか
鼻呼吸するのか
といったことに
分けられます。

結論、
鼻から吸って口から吐く

これが呼吸のバランスを整えるには
最適な行動になります。

口だけの呼吸になると
どうしても吸いすぎて
しまう傾向にあります。

マラソン選手もスタート直後から
口をあけて走っている人は
少ないと思います。

だんだんと乳酸が溜まったり
呼吸が苦しくなって
初めて口があき口呼吸になります。

初めは鼻呼吸をしていると思います。

吐くのはどちらでも良いと思いますが、
吸うときは鼻で吸っていると思います。

マラソンの専門家ではないので
技術論とか専門的ではないですが
身体の仕組みでいうと
鼻で吸って口で吐くことが
重要だと考えています。

なぜ鼻から吸うことが大事なのか?

それは鼻から息を吸うことによって
頭ののぼせを防ぐことができるからです。

メントールの入ったガムを食べて
鼻で息を吸うと
頭がスーッとなる感覚は
体験したことはないでしょうか?

鼻から息を吸うことによって
脳内のクーリング効果に繋がります。

一方で口をずっと開けて息をしていると
息を吸いすぎてしまうため、
肺を包んでいる胸郭が
拡張してしまいます。

よって肩が上にあがったり
背中の筋肉が緊張したり
といったことにも繋がりやすいです。

基本的に何事もバランスだと思っているので、
たくさん吸ってもしっかり吐くことが
できればそこまで問題ではないと思います。

しかしながら
大半の方は年齢とともに
肋骨まわりの筋肉が緊張したり
腹筋群の低下により
吐く力が低下する方が多いです。

これが息切れなどにも
繋がっていきます。

人間は呼吸の大半が無意識だと
初めに書きましたが、
その中でも
呼吸を大きくしたり小さくしたり
ということは
日常の中で繰り返されています。

リラックスしている時は
呼吸の動きは大きくゆっくりです。

緊張している時は
小さく速い呼吸になりがちです。

例えば、
針の穴に糸を通そうとしたときに
普段通りに大きく呼吸をすると
手元がぶれてしまいます。

このような時は
無意識に呼吸を小さくして
身体の動きを最小限にしています。

そのため、細かい作業を終えた時に
なんとなく身体に力が入っていると思います。

これは一例ですが、
みなさんの普段の仕事や
日常生活の中でも
こういったことは多々あります。

その積み重ねが
呼吸を浅くしてしまう原因なのです。

職業柄、どうしても細かい作業や
過度なストレスをかけている方も
いると思います。

そういった方は、
仕事後や合間にセルフケアをして
呼吸のバランスを整えておくことが
必要だと思います。

セルフケアの基本的な考えとしては
息を吐くことです。

深呼吸というより
息を吐くことだけを
意識することをおすすめします。

この息を吐くというのは
細く長く息を吐くイメージです。

少し離れたところにあるろうそくの火を
消すようなイメージです。

このような息を吐くことによって
胸郭がしまり
腹筋群に刺激が入り
腹圧が高まる効果が期待できます。

また、運動でいうと
屈伸や階段ののぼりも効果的です。

これは大腿四頭筋という
太ももの前側の筋肉に
刺激を入れる目的があります。

人間の身体の中でも
大きく面積の多い筋肉なので
この筋肉を動かすことで
筋肉のポンプ作用により
下半身からの血液が循環が
よくなっていきます。

階段をのぼると
少し呼吸がきつくなる方が
いると思いますが、
それはこの筋肉が動くことによって
発生した体内の熱を
外に発散する目的があります。

なかなかストレッチの時間がとれず、
身体の疲労が抜けないという方は
呼吸の意識をしてみてください。

すぐに変化は出にくいですが、
1か月後には少しずつ変化が
出てくるかも知れません。

今、体調不良で悩んでいる方は
よかったら参考に行ってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

しのづか整骨院 篠塚大輝

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