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暑くなると塩分をとりましょう!
と言われますが
なぜ人間は塩が必要なのでしょうか?
熱中症の対策として
水分だけでなく塩も必要になります。
しかしながら、昨今は
塩分過多により減塩しましょう!
と呼びかけていることがあります。
特にご年配の方は塩分の摂取を
控えるようにと言われている方が
多いように思います。
そんな方はこの時期どちらを
優先した方がいいのでしょうか?
そもそも塩とはなぜ必要なのかと
いうことについて書いていきたいと思います。
まず人間の身体の中の水というのは
0.9%の生理食塩水でできている
と言われています。
そもそも身体の中の水は
少し塩を含んでいるのです。
これは諸説ありますが、
もともと生物系の起源は
「魚」
から来ているため、
海水の中での生活の名残だとか。
そもそも地球は大陸が無い時は
ほぼ海ですからね。
そうなるとその可能性は
高いのではないかと思います。
そして人間の身体について
見ていくと
体内には細胞というものがあります。
身体の中の水は
細胞内水(細胞の中の水)
細胞外水(細胞の外の水)
大きくこの2つに分けられます。
細胞の中と外で水に含まれるものが
変わってきます。
そして細胞には膜があって
この膜が細胞の外と内をわける
大きな役割を担っています。
どういう役割かというと
「選択的透過性」
と言って
選ばれたものだけを細胞の内側に
いれるということです。
これがあるおかげで
細胞の形は崩れずに人間の生命は
維持できるということです。
この選択的透過性が無いと
なんでも細胞の内側に入ってしまい
細胞が膨圧して壊れてしまいます。
そしてこの膜の役割で
もう1つ重要なことは
「ナトリウムチャネル」
というものがあります。
これはナトリウムというものが
細胞の膜に付くと
「ゲート」の役割をしてくれます。
簡単に言うとナトリウムがあることで
細胞の膜が開き
内側に物質を入れることができます。
そしてこのナトリウムについてですが
冒頭で上げた
「塩」
これを化学式でいうと
「塩化ナトリウム」
といいます。
ということは
塩が分解されてナトリウムが
できるということです。
塩=ナトリウム
の考え方に近いですね。
ということは塩がないと
細胞の膜をあけることができません。
よって細胞の内側に物質を送れず
栄養を与えることができません。
熱中症の際も脱水症状になりますが、
このように塩がないと
細胞内の水が足りなくなるため
脱水症状に陥りやすくなります。
余談ですが、
よく格闘家の選手が減量の際に
「水抜き・塩抜き」
というものを行います。
ここまで書いたように
塩がないと栄養を細胞の
中に取り込めなくなるため
体重が減ってどんどん痩せていく
ということになります。
塩、取らなければ
痩せられるんだ~と思った方!
※ダイエットで行うのは危険ですので
絶対にやめてください!!
そのくらい格闘技の選手は
命がけになります。
ここまでである程度の
人間にとっての塩の重要性は
書いてきました。
そして後はどのくらい塩が必要なのか
ということになります。
体格によっても個人差がありますが、
60㎏の体重の人で
1.5㎏の塩が必要になります。
ここで1.5㎏の塩を取らないと
いけないのかと思う方もいますが、
実際はそこまで摂取する必要はありません。
それにそんなに摂取していたら
それこそ身体を壊してしまいます。
人間の身体の中では
再吸収という機能があり
腎臓などで行われます。
塩のほとんどが再吸収されるため、
平均的に摂取した方が
良いと言われているのは
7g程度です。
これはあくまで平均的な基準ですので、
一日の生活の仕方によって変わってきます。
あまり動くことや汗をかかない方は
この程度で大丈夫ですが、
現場仕事など身体を使ってよく汗をかく方は
もう少し摂取する必要があります。
ここで最初に書いたご年配の塩分過多の話ですが、
結論血圧の上昇は塩分だけが原因ではないです。
詳しくは、1つ前の
「熱中症対策 ~水について~」
で書いていますので
興味のある方はそちらをご覧ください。
ここまで塩の必要性に関して
書かせていただきましたが、
人間が生きていくためには
塩が必要だということです。
しかしながら最近の食事は
味が濃くなり塩分過多になっていることも
事実です。
自分自身の健康のために
最低限の摂取は必要ですが
摂りすぎないようにということも
意識しておく必要があります。
1つの基準について書かせていただきましたので
よかったら参考にされてみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
しのづか整骨院 篠塚大輝