熱中症対策

これから増えてくる【熱中症】
対策と予防の考え方とは？

年々、夏の暑さが厳しくなり
以前に比べて熱中症の方が増えています。

その熱中症も今までは
少し日陰で休めば落ち着くといった
感じでしたが
最近は救急搬送される方もいて
症状が重くなっているという状況です。

暑さが厳しくなったことも事実ですが、
我々人間の体力が低下したことも
一つの原因だと考えています。

外遊びをする子供が減ったり
在宅ワークで出勤をしない会社員
などなど。

どうしても運動量が減ると
代謝をする力が弱ってしまうため
汗をかきにくくなります。

その結果、身体の中に熱がこもってしまい
熱中症になってしまいます。
またその他にもエアコンの普及により
暑さの耐性が弱くなっているのも事実かと思います。

暑い
⇒外に出ない
⇒ずっと室内でエアコンをかける
⇒常に適温の環境
⇒外に出たときに発汗しにくい
という悪循環になっていることもあると思います。

外仕事に慣れている人や
定期的に外で運動する人のほうが
比較的、重度の熱中症にはなりにくいかと思います。

一番怖いのは普段室内にいることが多く、
突発の行事などで一日外にでたりするような
パターンの方です。

そういった方が熱中症になりにくくするためには
どういったことをしていけばよいのか
どういう考え方をしていけばよいのか
ということについて
私なりの考えをお伝えしていきたいと思います。

人間の身体を健康に保っていくためには
・適度な運動
・バランスの良い食事
・十分な睡眠

この３つが大事と言われています。
これはあらゆる局面でも
重要になってきます。

今回の熱中症に関しても
この３つはとても重要です。

その中でも１つ目の
適度な運動について今回は
書いていこうと思います。

適度な運動というのも
人によって生活水準が違ったり
年齢も違うので
どの程度がよいのかという
基準が難しいです。

そして運動と一言で言っても
何をしたら良いのかという方も
多いのではないかと思います。

以前にも書きましたが
人間の基本は
「歩くこと」です。

なので、まず私がここでお伝えしたい運動は
歩くということです。

その歩く中でもただ歩くだけでなく
いくつかのポイントをおさえながら歩くことで
より効果を出すことができます。

・足の出し方
・足の着地の仕方
・腕の振り方
・歩く時の視線
・歩く時間（歩くペース）
などなど意識しようと思うと
いろいろなことがあげられます。

今回は歩く時間についてお伝えします。
その他の歩き方などに関しては
その方によって意識する箇所が
変わってくる可能性がありますので。

そこで目的別にはなるのですが
歩く時間の一つの基準を書いていきます。
まず、人間の身体的なバランスを考えると
最低30分以上の時間は必要になります。

そして理想は40分間の歩行です。

この40分というのは連続してのことを言います。

30分未満ですと
呼吸器や循環器などの機能について
本来の効果が見られにくくなります。

もちろん歩く速度は身長（足の長さ）
によっても変わってきます。

日頃から運動している方は
40分のウォーキングを始めてみるのも良いですが
日頃運動をしていない方は
無理をせず少しずつ始めていくことを
おすすめします。

はじめは15分程度からでも大丈夫ですので
少しずつ身体を慣らすようにしてみてください。

歩くことは一般的に足の筋肉の運動のように
考える方もいらっしゃるかと思いますが、
下腿（ふくらはぎ）の筋肉を使うことで
循環器の機能を高める効果もあります。

40分ほど歩くことによって
汗をかくことができ、
発汗しやすい身体をつくることができます。

1時間ほどになると疲労感が増えてくるとも
言われていますので、
40分を１つの目安として
行ってみると良いと思います。

今回はまず運動について書かせていただきましたが、
今後食事についても詳しく書いていこうと思います。

食事というのも幅広く
朝・昼・晩で食べるときだけでなく
日頃摂取する水についてなど、
その辺りについても書きたいと思います。

以前にも歩くことが良いということを
書かせていただきましたが、
やはり何事も基本が大事だと思っています。

その基本というのが人間でいうと
歩くことに繋がってくるので、
まずは歩くということを
習慣にしてみると良いと思います。

今は情報に溢れている社会なので、
自分の中で何が正しいのかという判断ができるよう
日頃の運動を行ってみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

しのづか整骨院　篠塚大輝