肘内障とは?

ある日、子供が急に
腕を動かさなくなった。。
そんな時は何をするべきか。

急にお子さんが腕を動かさなくなると
不安に思う方は多いと思います。

しかし、肘内障であれば
しっかりとした処置をすれば
それほど重症な状態ではありませんので、
ご安心いただければと思います。

とはいっても本当に肘内障なのか
ということを見極める必要があります。

そこで今回は
肘内障とはどういった状態なのか、
どのような年代に多いのか、
もしかすると肘内障かも?と
思われた方はどうすれば良いのかと
いうことについて私のこれまでの
施術経験をもとに書いていきますので、
良かったら最後までご覧下さい。

まず、肘内障の状態についてですが
簡単にいうとひじの関節がはずれた
状態になります。

ひじの構造についてですが、
ひじは上腕骨、橈骨、尺骨という
3つの骨で構成されます。

上腕骨は二の腕の骨。

橈骨は肘から先の外側の骨。

尺骨は肘から先の内側の骨。

そしてひじから先の
橈骨と尺骨は輪状靭帯という
靭帯によって関節を作っています。

尺骨から始まっている
輪状の靭帯に橈骨が
おさまっているというイメージです。

そして今回の肘内障の場合、
この輪状の靭帯から
橈骨がはずれてしまっている
状態を表します。

多くの場合は、外からの外力によって
起こることが多いです。

具体的には
人に手を引っ張られたなどの牽引力
が加わった場合や、
無理な姿勢で寝ていて起き上がった際に
捻挫をするようにして外れてしまった場合。

私の経験上ではこの2種類がほとんどです。

これが鑑別診断の一つの材料になります。

肘内障と似たような症状で
ひじの骨折があります。

同じように腕を動かさなくなるという
外見上は似ているのですが、
病態は全く異なります。

また、治療や予後も
骨折のほうが大変になります。

骨折の場合、受傷した原因として、
転んで手を着いたなど
上記にあげた2種類以外の理由に
なります。

そのため、まずはどのような原因で
腕を動かさなくなったのかを
知っておく必要があります。

続いて肘内障になりやすい年代に
ついてです。

私の経験上ですと
3歳~6歳くらいになります。

これ以下やこれ以上の
肘内障は今のところ見たことがありません。

もちろん、可能性としてゼロではありませんが、
好発年齢は3歳~6歳くらいになります。

その理由として、
先ほど靭帯から橈骨が外れてしまう
と書きましたが、
靭帯にはまっておくためには
橈骨の端が少しふくらんだ形状をしています。

橈骨頭と呼ばれる部位です。

この橈骨頭はある程度身体が
成長していくと
靭帯にしっかりとはまっていくのですが、
肘内障が起こる年齢はまだ
橈骨頭が出来上がっていない年齢とも言えます。

その結果として、大人に手を引っ張られたり、
外から強い牽引力が加わると
抜けやすくなってしまいます。

また、筋力がまだ少ないということも
1つの原因にはなりうると思います。

そこで、
この橈骨頭を含め腕の骨の成長ですが、
乳児期にハイハイをしているかも
1つ影響してくる場合があります。

ハイハイをすることで
ひじや肩回りの骨の成長を
促進する効果があります。

人間の身体は基本的に
刺激が入れば成長していきます。

そしてこの肘内障になりやすい方は、
ハイハイをする期間が短く、
すぐに歩いてしまったり、
あまりハイハイをしないで育ってしまった
方が多いように思います。

今これをご覧になっている方は、
実際に肘内障になっている状態の方が
多いかもしれませんが、
今後の知識として
知っておくと良いかと思います。

そして最後に肘内障になってしまったら
どうすればよいのかということに
ついてです。

肘内障といえでも、
脱臼している状態ですので、
そのまま放置していて治るものではありません。

一番良いのは、
子供が腕を動かしていなくておかしいな
とおもったらすぐに病院や整骨院に
受診することです。

これはどの症状にも言えることですが、
早期治療が重要です。

素人判断の様子見ほど、
良くないと思っています。

どうしてもすぐに受診することが
難しい場合は、
ひじのアイシングをしておくと
良いと思います。

関節がはずれているので、
少なくても炎症を起こしています。

そして受診する前に
一度病院や整骨院にお電話で
確認しておくことをおすすめします。

「子供が腕を動かさなくなったのですが、見てもらえますか?」

のような形で。

理由として、最近はいらっしゃった患者さんが
他の治療院や病院に行った際に、
うちではその治療はできないと言われ、
帰されてしまったことがありました。

肘内障の整復に関しては、
多くの整骨院で対応はできると思いますが、
無駄足にならないように
一度確認してから受診することを
おすすめします。

今回、肘内障について書かせていただきましたが、
いきなり子供が腕を動かさなくなると
不安になる方は多いと思います。

しかし、しっかりとした治療を行えば、
予後は良好ですので、
まずは適切な治療院に受診することが一番です。

しのづか整骨院でも肘内障の対応を
しておりますので、お困りの際は
お気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

しのづか整骨院 篠塚大輝

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