| 営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30~14:00 | ● | ● | ● | ● | ● | △ | / |
| 15:30~19:30 | ● | ● | ● | ● | ● | / | / |
\ お電話はこちらから /
03-6657-5682
\ 当日予約OK! /
| 営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30~14:00 | ● | ● | ● | ● | ● | △ | / |
| 15:30~19:30 | ● | ● | ● | ● | ● | / | / |
\ お電話はこちらから /
03-6657-5682
\ 当日予約OK! /

過去の施術例になります。
陸上部の中学生の
繰り返す脛の痛み。
まずは患者さんの基本情報です。
・中学3年生の女子
・陸上部中距離(800m)
・アトピー体質
・平均身長でやや細め
・貧血持ち
・中学生から陸上を始める
・毎年、練習量が増えると脛が痛くなる
・部活のトレーナーに見てもらっていたが改善せずに来院。
今回のメインの症状の
「シンスプリント」の
説明から始めていきます。
過労性脛骨骨膜炎
とも呼ばれていたりします。
これは繰り返しの負担により、
脛骨(すねの骨)の
骨膜という骨の周りの膜が
炎症を起こしている状態です。
そのため、体重をかけたり、
その患部を押したりすると
痛みが生じたりします。
私も学生時代に野球部に所属していて
冬場など走り込みの練習が
増えた時に一度、この痛みを
体感したことがあります。

そして、今回の
中学生の患者さんは
何回か繰り返している痛みでしたので、
なんとかしたいとのことでした。
また、中学に入って
1年生と2年生の時は、
コロナ禍ということもあり、
大会が行われませんでした。
よって中学3年生の大会が
最初で最後になります。
そこに関しては私としても
なんとか力になれればと思い、
施術に入りました。
初診時の段階では、
本大会まで残り2か月ほどでした。
まず、シンスプリントになる
患者さんは足のアーチが
関係していることが多いです。
足のアーチは地面に着地した際に、
衝撃を緩衝する役割があります。
そのため、このアーチが少なくなっていると
足への負担が大きくなっています。
しかし、2か月間で足のアーチが
作れるかというと微妙な所です。
多少は正しい状態に
近づけられるとは思いますが、
2か月で全てが変わるほど
人間の身体は単純ではありません。
そこで、治療の方向性としては
・患部の炎症を軽減させる
・足のアーチを作る
・身体のバランスを保てるようトレーニングをする
この3つを軸に進めていきました。
一つ目の患部の炎症を軽減させるは、
院での治療としては
局所にローラーを使った
施術を行いました。

この器具を使うことによって、
患部の炎症を早期にひかせることができます。
そして、ご自宅では
アイシングを毎晩行っていただきました。
続いて、二つ目の足のアーチを作るは、
足関節や股関節の矯正をした後に、
背骨の矯正を行いました。
アーチを作ろうと思ったときに、
足だけに問題があることは
少ないです。
つま先重心や前かがみに
なっていることも多いため、
背骨の矯正を行うことも
必要になってきます。
最後に身体のバランスを保つための
トレーニングについてですが、
アーチを作るというところにも
繋がってきます。
人間は立つときや歩くときに、
すねの骨に体重はかかります。
シンスプリントの場合は、
ここに負荷がかかりすぎていることが
問題になります。
そのため、その他の
筋力をつけることや
関節の動きをよくすることが
重要になってきます。
特に私がお伝えしたのは、
ふくらはぎの筋力強化です。
アーチが少ない方の場合、
つま先重心になっていることが
多いです。
そのため、すねの前側は
筋肉が発達するのですが、
裏側のふくらはぎの筋肉が
うまく使えていないことが多いです。
そのため、ふくらはぎの筋力
アップも同時に行っていきました。
治療の頻度としては
週に1~2回程度です。
足を中心に
全体の身体のバランスを
見ながら施術を行っていきました。
練習に関しては
大会まであまり時間も
無かったため、
なるべく休まず、
ランニングの量で
調整しながら完全安静は
取らない方向で進めました。
とは言っても足の負担を
極力少なくしたかったため、
履いている靴に関しても
相談しながら変えて頂きました。
治療の結果としては、
初診から1か月ほど、
通院回数は10回程度で
大まかな症状は改善しました。
また、大会までの1か月弱は
症状が出ないよう、
ケアも含めて受診して頂きました。
そして、無事大会で
走ることができました。
予選から決勝まで
足の痛みが出ることなく
大会を終えることができたと
後日ご報告いただきました。
一生に1回の中学校最後の大会に
無事出場することができ、
またそこに携わることができて
良かったと思います。
そして、今回は足の治療が
中心でしたが、
通院から貧血に
なることが無くなったと
言っていただきました。
今までは週に1回くらいは
あったようですが、
初診以降は無かったようです。
ここに関しては
ふくらはぎの筋肉が
関係しています。
メインの症状では
なかったですが、
このように体にとって
良い変化が出たことも
喜ばれていました。
私も学生時代は
部活動に明け暮れていました。
学生という限られた期間ですので、
ゆっくり治しましょうとは
ならないです。
その大会に出るか出ないかでも
その後の進路や人生が
変わることもあると思います。
そのような時に
後悔が無いよう私としては
身体のケアをさせて頂いております。
身体が元気でいることが一番です。
もし、今身体のお悩みで
困っている方がいらっしゃいましたら
お気軽にしのづか整骨院までご相談下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
しのづか整骨院 篠塚大輝

